準急西武遊園地という、謎行先種別。

2000系の回転幕には使われていない行先種別幕が沢山存在しますが、
中には過去に実際に存在した行先種別がありました。
今回は、その中の一つでもある、準急西武遊園地行きに注目します。
新宿線方向幕



準急西武遊園地行は、今現在のダイヤではありませんが、
過去に臨時として運行されていたことがあります。

過去の時刻表1

過去の時刻表ですが、実際に存在したことが分かります。
ちなみにこれ、

西武新宿駅からの直通列車ではありません!
国分寺~西武遊園地のみの、多摩湖線内のみの運行です。

沿線住民でも、この列車が走っていたことは知らない人が多いのでは?
その理由としては、

・主に野球臨時である事。
・多摩湖線内のみでの運行であったこと。
・そもそもそんなに多くは無い。

と言った点で、知らない人の方が多いかと思われます。
逆に知っている人は、実際に乗ったことのある人か、西武鉄道マニアくらいかと……。


①いつ運行されていたのか?
何でも知っているWikipedia先生によると、
1985年~1996年に運行していたと記載されています。

詳しく言えば、1985年4月25日に運行が開始された訳ですが、
この日付を見て、何となく思った方いるのではないでしょうか?

そう。
西武山口線(レオライナー)の運行開始日です。
輸送形態が見直され、国鉄中央線からのお客さんを運ぶためにこの種別の運行が開始されたのです。

主に野球臨時で運行され、
停車駅は国分寺~萩山の各駅と、西武遊園地駅でした。
ダイヤとしては、萩山止まりを延長させただけです。

②当時、多摩湖線全線を走るのは、こいつだけだった?
当時の多摩湖線は萩山~西武遊園地。国分寺~萩山で完全に分断されており、
国分寺~萩山は、351系のパラダイスでありました。
その為、準急西武遊園地が設定された=多摩湖線全線を走る列車の誕生でもあったのです。
使用車両は延長運転といった形なので、運行当時は主に351系か401系が使用され、
351系の優等運用としては久しくなかったため、当時の鉄道ファンはかなり注目しました。


③なぜ準急か?
たぶんほとんどの人がここを疑問に思ったはずです。
自分もここはとても気になります。

考えられることとして、急行は既に西武新宿行としてあり、
萩山~西武遊園地は各停のため、使えなかったのでしょう。
では、快速急行は?
不定期の臨時ですが、武蔵大和と八坂を通過していたため、使えたはずです。
しかし、西武鉄道は使いませんでした。
Wikipedia先生によると、『快速急行は、国分寺駅 - 萩山駅での急行運転用に予約していた』と記載してあります。
これが事実であるならば、唯一残っていた準急を充当するのも苦肉の策としてうなづけます。
ただ、この快速急行の情報元が分からないのが気になる所ですが……。

準急 西武遊園地

今のダイヤでは平日朝を除き、多摩湖線から西武新宿線に直通する列車はなくなりました。
当時はこの準急しかなかった運用が、今では全線運転するほうが普通になっているというのも、
時代の流れを感じさせられますね。

ブログ主は351系の写真がないためここに掲載していませんが、
ネット上には準急西武遊園地行きの前面展望動画や画像が残っているので、
興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか?




参考資料
私鉄の車両6 西武鉄道
wipedia「西武多摩湖線」
準急西武遊園地行きについて記載してある書籍が中々見つからないので、
今回は苦肉の策として、Wikipedia先生を使用させて頂きました。
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