FC2ブログ

西武安比奈線って今どうなっているの?1

 今まで、西武安比奈線と聞いて分かる人は、
廃墟マニアか西武鉄道マニアぐらいしかいませんでした。
あとは、沿線住民くらいでしょうか。

ちなみに、読み方は安比奈(あひな)です。

が、一時ニュースで話題になり、この名前を知った人も多いと思います。
そのニュースとは、

 西武安比奈線廃止!
 
2016年11月30日をもって廃止となり、西武鉄道の営業路線からは外されました。

で、今その線路跡はどうなっているの?

安比奈線1



本題に入る前に、まずは簡単に安比奈線の解説を。

西武安比奈線は、南大塚駅と安比奈駅を結ぶ路線でした。
旅客輸送ではなく、貨物輸送がメインのため、乗ったことがある人は、まずいないでしょう。

ちなみに全長は3.2キロメートル

1925年2月15日に、
旧西武鉄道が、入間川の砂利を運ぶために開業しました。
入間川
↑広大な入間川

大きな目的としては、関東大震災の復興のため、コンクリートが必要になったのです。
同じ境遇の路線と言えば、西武多摩川線も元は多摩川の砂利運搬目的で開業してます。
ちなみに西武多摩川線は、1917年に開業。

この後、安比奈線は電化するのですが、ちょっとここで疑問が。

1949年2月説 (Wikipediaや一部サイトではこっち。)
1949年5月2日説 (一部書籍や一部サイトではこっち。)
の二つがネットや書籍では存在します。

とりあえず、1949年という事だけ、確実ということです。

さて、ここでもう一つ疑問が、それは休止の年月です。
ここでもネットや書籍では色々と別れており、

1963年に休止した説。
1964年に砂利輸送が終わり、1967年に正式に休止した説。
1967年に休止した説。

公式では1963年ですが、安比奈ウォークについての記事での補足データなので、
あまり信用が……。
詳しい月日はなぜかネットや書籍を見ても不明。
まあ、1960年代に休止にしておきましょう。

理由は、砂利採掘が禁止されたため。
禁止理由は、砂利の採取による環境問題です。

砂利は,1960年代前半まではほとんど河川砂利であったが,需要の増加に伴ってその供給に不安がもたれるようになるとともに,砂利採取に伴う自然破壊が問題となってきた。1956年には河川の保全と中小業者の多い砂利採取業者の育成を図るため,〈砂利採取法〉が制定された。60年代後半に入ると,自然破壊防止の観点から砂利採取業に対する規制が〈砂利採取法〉の全面改正(1968)により強化された。
(世界大百科事典から抜粋)

これにより、砂利輸送がメインの路線は、ほとんどが休止か廃止となりました。

何でここで廃止ではなく、休止にしたかは分かりませんが、西武鉄道も何か考えがあったのでしょう。
ちなみに休止するには、国土交通省に届出が必須で、期間は一年以内となっています。
そのため、廃止するまで毎年一回は更新の手続きをしていました。

さて、その西武安比奈線も、再利用計画が出てきます。
1987年くらいに出てきた、西武新宿線地下急行線計画です。
ここではそれについては述べませんが、
車両増備のために、この土地を使って、安比奈基地を作ろうとしましたが……。

結局地下急行線計画は中止。安比奈基地計画も曖昧となり、
その後は新駅をここに作るだの、基地をやっぱり作るだの、うだうだ言っていたら、

廃止になりました。\(^o^)/

新宿乗り入れ失敗。
安比奈基地失敗。(新駅も失敗)
西武新宿線の新しい試みはここで途絶えました。

さて、廃線が決まった安比奈線は今どうなっているのかですが、
解説で長くなったので、またそれは次回の記事で……。
安比奈線2
To be continued……

西武安比奈線って今どうなっているの?2←続き


参考資料
歴史でめぐる鉄道全路線 西武鉄道2
西武鉄道完全データBOOK
西武鉄道100周年BOOK
西武鉄道のひみつ





関連記事

コメント


管理者のみに表示

トラックバック